昭和43年には、全国の釣り具卸会社で3本の指に入るくらいになっていた。
そんな時、巨大小売企業ダイエーから出店の誘いがあった。
まだ閉鎖的な業界で卸が小売りをやるのはタブーだった。
まして価格破壊のスーパーに出店するなんて何たることだと。
取引先の小売店200店舗ぐらいから出店するなら取引しないという連判状が届いた。
当時95%以上、卸部門の売り上げだったので相当迷った。
小売りを敵に回して、出店するのか・・・?
その時、ダイエーの中内功創業社長が
「最終的な消費者が支持すれば、必ず事業は成功しますよ。」と言ってくれた。
卸は業者ではなく、最終ユーザーに支持されなければ成功しない。
その時アメリカで見た流通革命という激動の世界と、社長の言葉が一緒になって決断した。
しかし、
不買運動をされて売り上げが3分の1に減った。
そこでツケが当たり前だった時代に、現金販売に切り替えた。
ダイエーの出店スピードが速かったのも後押しして、
1年後にはほぼ変わらない売り上げに戻した。
小売店舗でセルフになったことで、
お客さんが手に取って、触って買えるようになった。
流通革命にふさわしい売り方に変わっていった。(→「売り上げ75%を捨てる!その決断の時」に続く。)
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株式会社カウテレビジョン
カウテレビジョンは2004年企業専門の映像制作会社として創業。インターネットTV局という客観的なメディアをもち、企業の主観による情報発信ではなく”客観的な情報発信”をお手伝いすることを主眼に、報道ドキュメンタリーの形式による取材を心がけています。
◎インタビュアー:高橋康徳
元テレビ西日本(フジテレビ系)報道記者。911テロ取材をきっかけに独立を決意。
ニュース・ドキュメント番組の制作実績4500本。世界で活躍する日本人経営者をインタビューし、インターネットテレビ局で配信している。