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ストーンマーケットの近未来【ストーンマーケット】

【ストーンマーケットの近未来 (2008年9月公開)】

※映像の内容は取材当時のものですので、最新の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

 

石をハイクォリティにした石のジュエリーをつくりたい。

「きらら」というお店もどんどん増やしていきたい。

海外展開。そして海外で見たいろんなものをまだまだ持って来たい。

中村社長の未来の展開は尽きない。

 

世界最大の天然石アクセサリーショップ、ストーンマーケット。

1994年の1号店の出店から (2014年08月現在)全143店舗を日本、そして世界で展開している。

 

ストーンマーケットTV→詳しくはこちらから

 

 

 

 

 

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株式会社カウテレビジョン

カウテレビジョンは2004年企業専門の映像制作会社として創業。インターネットTV局という客観的なメディアをもち、企業の主観による情報発信ではなく”客観的な情報発信”をお手伝いすることを主眼に、報道ドキュメンタリーの形式による取材を心がけています。

 

◎インタビュアー:高橋康徳

元テレビ西日本(フジテレビ系)報道記者。911テロ取材をきっかけに独立を決意。
ニュース・ドキュメント番組の制作実績4500本。世界で活躍する日本人経営者をインタビューし、インターネットテレビ局で配信中。

 

会社紹介・各種イベント・周年行事・商品紹介・海外での事業展開など、数々の密着リポートを行っております。

会社の『価値を伝える』お手伝いをすること、それが私たちの仕事です。

学校をつくろう!ハッピーパワーストーンプロジェクト【ストーンマーケット】

【学校をつくろう!中村社長の恩返し (2008年9月公開)】

※映像の内容は取材当時のものですので、最新の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

 

=社会貢献=

石はブラジル・アフリカ・インドなどから産出されている。

ストーンマーケットの仕入れ先だ。

発展途上国の人たちを少しでも普通の生活が出来るようにしてあげたいなと考え、

売り上げが上がれば、必然的にその人たちの生活は潤うと思った。

 

それをわかりやすくしようと始めたのが「ハッピーパワーストーン」だった。

全額収益を「みんなの発展の為に繋げていこう」と、

ストーンマーケットのスタッフ一丸となって頑張ろうと決めた。

収益全額持って、それを国に寄付するのではなく、

直接現地に行って、自分たちの手で学校を建てよう。

子どもたちに教育を受けてもらい、その子たちが将来医者になればこれほどいい確実な寄付はない。

これをストーンマーケットが中心にやっていく。

 

みんなが賛同してくれるのが嬉しい。

たった一つのブレスレットが3か月で2万個も売れた。

「寄付しました、でもそれがどこに使われているかわからない」というのではなく、

これはタイ、次はラオスと、はっきり透明性をもって、

寄付したものが直接繋がっている、

これも一つの新しい寄付の方法としておもしろいんじゃないか。

 

学校は長いスパンでやらないといけない。

ストーンマーケットに新たに一つの事業部が出来た。

石を譲って頂いて、日本でこれだけ広がった。

中村社長は「恩返し」として、これからもどんどんやっていきたいと語る。

 

世界最大の天然石アクセサリーショップ、ストーンマーケット。

1994年の1号店の出店から (2014年08月現在)全143店舗を日本、そして世界で展開している。

 

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◎インタビュアー:高橋康徳

元テレビ西日本(フジテレビ系)報道記者。911テロ取材をきっかけに独立を決意。
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新展開は飲食事業! 【ストーンマーケット】

【新展開は飲食事業! (2008年9月公開)】

※映像の内容は取材当時のものですので、最新の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

 

◎「mu-tata」

海外で石を仕入れる傍ら、店づくりの為に建材もインテリアも仕入れてきた。

飲食店をやってみようという話が出た時に、

「だったら思いきり内装もやってみようか」というのが始まり。

海外にあってまだ日本では見ないいいものがいっぱいあった。

「食も美味しいものを持って来たい」ということで無国籍料理を提供する。

食とストーンマーケットのコラボ。

「福岡を東京以上に面白い街にしたい」

 

◎「GOLD」

コンセプトは「ゴージャス&ラグジュアリーな時間を満喫できる大人の空間」

オープニングパーティーには、

押切もえ、DJ KAORI、大沢伸一、ケツメイシ、武田真治ら有名人が参加。

「何か一つ、うち(ストーンマーケット)が起爆剤となって盛り上がっていけば嬉しい」

 

世界最大の天然石アクセサリーショップ、ストーンマーケット。

1994年の1号店の出店から (2014年08月現在)全143店舗を日本、そして世界で展開している。

 

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石アクセがアジアを魅了 【ストーンマーケット】

【石アクセがアジアを魅了 (2008年9月公開)】

※映像の内容は取材当時のものですので、最新の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

 

海外の工場が店舗が拡大する前に出来上がっていたこと、

そして華僑の人々との商売がうまくいったことも事業が拡大したことの要因の一つ。

華僑の人たちも、一緒にやろうという気持ちがあれば仲良くできる。

石は量が多くなればなるほど仕入れは安くなる。

華僑の人たちと共同で多く仕入れ、分け合えばお互いが安く仕入れることが出来る。

 

=海外進出=

マーケティングを重ねた結果、フォローもしやすく、アジア圏内で、

経済的にもどんどん発展しているところということで香港に出店した。

世界の方が売れている。

中国での商品の反応は良かった。

日本風にアレンジしてプレゼンテーションしていたのが興味を引いた。

 

=マカオ巨大リゾートに進出=

総工費2兆円の「ヴェネチアン・マカオ」に出店。

店舗が非常に好評のため、その近くに立つ予定の「シェラトン」からも声がかかった。

そこには「きらら」を出店する予定だ。

※「きらら」とは、中村社長が故郷山口の柳井を盛り立てるために赤字覚悟で作った店。

石はもともとお土産物屋さんにあった。それを表に出してファッショナブルにしたもの。

柳井発の「きらら」が世界中に広がる一つの目標が出来た。

 

世界最大の天然石アクセサリーショップ、ストーンマーケット。

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ビジネス成功の3要因 【ストーンマーケット】

【ビジネス成功の3要因 (2008年9月公開)】

※映像の内容は取材当時のものですので、最新の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

 

ストーンマーケットのビジネス成功の要因、商売の秘訣とは?

 

① 石は新しい分野だった→大手がいなかった。

② 石は仕入れが難しい→大手、資本力があるところがドンとやろうと思ってもなかなかできなかった。

石は工業用が一番需要があるので、商社は工業用しか手につけなかった。

アクセサリー業界は、宝飾でも雑貨でもない。

雑貨から見るとアクセサリーは宝飾、

宝飾から見るとダイヤ・ルビー・エメラルド・サファイア・金を扱っているところが宝飾。

今ではジュエリー業界では扱っていなかった石も扱うようになったが、アクセサリーは宝飾ではなかった。

③ アクセサリーと石→アクセサリーでありながら雑貨でもありながら、

「石」という部分に特化してやったのが良かった。

アクセサリー業過に飛び込み、オンリーワンという新しいものが作れたことが一番大きかった。

あとはスタッフたちの情熱。それら全てが合わさって、上手くいくことができた。

 

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年商54億から110億へ【ストーンマーケット】

【年商54億から110億へ (2008年9月公開)】

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ストーンマーケットは、全国、世界にチェーン展開をしている、アクセサリーショップ。

代表取締役中村泰二郎社長率いる日本一のチームです。

他のアクセサリーショップとは、どこが違っているのか?

わずか3年で年商54億から110億円に売上げが倍増した秘密は?

 

最初「石」ということで怪しいイメージを持たれることが多かった。

それを払拭するブランドつくりをするために都心のファッションビルを狙って出店した。

するとドンドン真似をする店も増え、「石を広める」というのを大前提とした自分としては嬉しかった。

 

しかし、都心はなかなか店を出すのが難しい。

空きも少ないし、いい場所がなかなか出てこない。

その当時、イオンやららぽーと、ゆめタウンはグランドオープンが多かった。

オープン時から出店すると、広告費を懸けなくても向こうが大きく宣伝してくれた。

そして、集客もある。

郊外店は一つの街を作るので、出店もしやすかったし、

1.2年後にオープンするというのがわかっているから、計画性を持って店づくりが出来た。

郊外店に出店することでかなり事業が広がった。

スタッフや今まで一緒にやってきた人たちの熱意がつながった結果だ。

 

 

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ニュース・ドキュメント番組の制作実績4500本。世界で活躍する日本人経営者をインタビューし、インターネットテレビ局で配信中。

 

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若者よ、夢を持て! 2005年10月公開【ストーンマーケット】

【若者よ、夢を持て! (2005年10月公開)】

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ストーンマーケットの新人・人材採用基準について聞くと、

「生き生きした人、夢のある人」だという。

「ドンドンうちの技術を盗んでもいい、将来自分の店を持ちたいという夢のある人に来て欲しい」

とストーンマーケットの中村 泰二郎社長は語る。

 

=若者へメッセージ=

「いろいろ知識を入れるのもいいが、行動しないことには始まらない。

失敗してもいい、若い時の失敗は必ず身になる」

 

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インディアン!中村社長の原点 2005年10月公開【ストーンマーケット】

【インディアン!中村社長の原点 (2005年10月公開)】

※映像の内容は取材当時のものですので、最新の情報とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

 

ストーンマーケットは、全国、世界にチェーン展開をしている、アクセサリーショップ。

代表取締役中村泰二郎社長率いる日本一のチームは、

他のアクセサリーショップと、どこが違うのか?

売上げ倍増の秘密、ビジネス成功の秘訣とは?

今や世界へ羽ばたく中村社長。目が離せません!

 

 

ニューメキシコでインディアンとの出会いが中村社長の運命を変えた。

インディアンの赤ちゃんが身に着けていたターコイズのピアス。

「大地の石のエネルギーを身に着けてお守りにしているんだ」

その時、社長は思った。

「石を身に着けられるファッショナブルなアクセサリーにしたい」

「これを日本に広めたい」

 

そして、日本で大自然の麓で商売がしたいと、

一店舗目を熊本の地でスタートさせた。

最初は8坪の小さな店。

周りは7時で店を閉める中、

ストーンマーケットだけは夜中まで開けていた。

それは熊本の町では革新的だった。

小さな店だったが、一軒だけ夜中まで明りが煌々とついている。

飲んだ帰りのお客様が、男性も女性も、

惹きよせられるように、次から次に入ってきたという。

結果どんどん売り上げが伸びた。

「楽しかった」

以前儲けることしか考えず、商売をして人にだまされ、ダメになった。

仕事のスタンスを『儲けよう』ではなく『広めたい』に変えたことで、

商売が楽しくなり、いろんなアイデアも出てきた。

それはアメリカの田舎で楽しそうに商売をする人々から得たことだった。

 

世界最大の天然石アクセサリーショップ、ストーンマーケット。

1994年の1号店の出店から (2014年08月現在)全143店舗を日本、そして世界で展開している。

 

 

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人生を変えた教えと堀学長の考えるリーダーの条件【株式会社グロービス】

【インターネットTV局カウテレビジョン トップリーダー対談】(2014年6月公開)

グロービス大学院 堀義人学長

経営大学院 「グロービス」とは?

ゼロから始まった経営大学院で、1992年に始まり東京・大阪・名古屋・仙台、2013年からは福岡に開校。

現在では日本でナンバーワンの経営大学院。規模2013年の定員が480名になっている。

日経新聞が行ったMBAに関心がある方のランキング東日本1位の評価を受けた大学院。

 

『堀学長の人生を変えた教え』

堀学長が影響を受けた人物とは?

沢山のセミナーなどに参加して、1人すごく印象に残っていたのが、

ネミック・ラムダというハイテクベンチャーをつくった斑目力曠(まだらめりきひろ)さん。

この方は密教の僧侶で、高野山大学の大学院も出ていて、とても面白いんですこの方。

この方が、グロービスのベンチャーキャピタルファンドを作るときに、1億円ポンと出して頂いた。

「5分で決めた、(僕の)顔を見て1億円投資しよう」と。

この方とすごく親しくしていて一緒に高野山に登ったりして、いろいろと教えを請いていました。

彼が密教の坊さんということもあって、言うことが普通の経営者と違う。

 

「人間には無限の可能性があるんだ。悪いもの犯罪者になる可能性もあるし、

一方では天使のような素晴らしい人間が生まれる可能性もあるんだ」

これは、種子が出会った縁によって、場によって良い方向にも悪い方向にもいく、

良い縁と出会うことがすごく重要で、それによってすべての可能性が生まれてくると。

「グロービスという場は良い縁になろう」

良い種子がある人がきて、グロービスという場に触れたことによって、

その人が良い方向に気づきを与えられて、自分はこういう方向に行くんだ、

こういう人間になるんだという強い願望を持って、努力をしていくような場を作っていくことを考えた。

密教という哲学をふんだんに教えてもらって、

自分の宇宙観や人生観というものが彼を通して衝撃的な形で学びました。

 

「なんのために働くのか?」

ネミック・ラムダという会社の歴史を見ると面白い。

一番最初がビッグバンから始まる、宇宙のビッグバンから始まって、そして将来がつながっていく。

その中の一点において会社があるんだ。

そういった宇宙・歴史・時間軸であったり、なんのために生まれてきてるのか、

何のために会社があるのかとか、自分たちが何のために仕事をするのか、

そういったことを考えさせられる。宇宙の中において、ちっぽけな存在かもしれないし、

長い歴史の中では、なんでここにいるんだとか、そういうことを考えると、

そもそも会社は何のために存在するのか、グロービスは何をすべきかというのは、

常に詰められている感じがします。

 

「諸行無常」

そういう感覚は大震災であっても、大自然の前では人間の小ささを認識する。

どうすればいいのか、連携したり、行動することによって初めて前に進んでいける。

そういった場合、僕は『KIBOW』といって、虹のrainbowとかけて、

希望の架け橋を作ろうということで(プロジェクトを作って)動いたりしている。

密教的、仏教的な宇宙観とか、人生観というものは、僕に対して大きな影響を及ぼしましたね。

そういう意味で不思議なのは、ハーバードの大学院とか行ったのに結局密教。

グロービスでは陽明学を教えているんですが、この考え方が根幹にありますね。

(古いもの新しいもの)両方のバランスだと思うんです。

科学的な経営をやりながらも、マインド面、自分の人生観や志、両方だと思う。

科学的経営と同時に志、西洋的な合理性と同時に東洋的な思想とか、信念とか、

そういうことを融合していくのが経営者、リーダーの育成だと思います。

 

<グロービスの今後のビジョン>

グロービスは非常にわかりやすくて『アジア№1の大学院を作る』これだけなんです。

普通、事業をやると拡大していこう、事業領域を広げていこうと考えるんですが、

グロービスの場合はMBAしかやらない。ロースクールもやらないし、行政の学校もやらない。

MBAしかやらない。学部も作らない、大学院しかやらない、ビジネススクールしかやらない。

そのかわり大学院を世界に向けて発信していく。

この分野においてはアジア№1になる。

つまり中国、インド、韓国、シンガポール、最近ではオーストラリア。

そこと対抗して、グロービスがアジア№1になっていこう。

今年20周年なんですが、フルタイムのMBAを始めました。

日本語と英語はすべて互換性があって、日本語で教えてるものもすべて英語で教えている。

ということは英語でもMBAが取れて、夜間と同時にフルタイムの全日制があって、

11か国から23名が集まった。今年初めてフルタイムの英語の大学院が始まって、

今は東京でやってますが、ゆくゆくは数百人単位にしていく。

この23名の中には、インシアードというシンガポールの大学院を蹴ってグロービスに来たり、

シカゴ大学を蹴ってグロービスに来た人がいる。

ゆくゆくはハーバードやスタンフォードを蹴って、グロービスに来るような大学院を作りたい。

そのために世界に向けたグロービスの認知、マーケティング広報活動を行っている最中です。

 

「ゼロから作る」これは世界にはない。大学院の付属のビジネススクールしかない。

ゼロからベンチャーとして作ったものはない。

これがアジア№1になるようにしていきたい。

リーダーの育成もしながら、ベンチャーキャピタルを通して産業の育成をして、知恵の発信をしていく。

この3つ「ヒト・カネ・チエ」のインフラを作って創造と変革、その結果として、

多くの人たちが創造、変革をおこなって、

世の中をダイナミックに変革して創造していくということをやりたい。

 

<堀学長の考えるリーダーの条件>

リーダーとして必要なことは、自分が引っ張っていく、

その方向性を自らが強く認識すること、これを「志」と呼んでいますが、

「志」があって、人間力もあって、知識と知恵と伝える力あるということがリーダーの資質だと思います。

① 志

② 人間力

③ 知識

④ 知恵

(知識は理論などのフレームワーク。知恵というのは意思決定する力、自分の戦略を立てる、行動計画をする力)

⑤ 伝える力

(自分が考えていることを的確に伝え、しかしただ単に伝えるのではなく、それを多くの人に喚起させる、情熱や、やるんだ!という気持ちになるよう巻き込んで引っ張っていく力)

 

<志・人間力の鍛え方>

志は自分の使命感、自分が何のために生まれてきたのか、

どうやって自分の命を使い切るのかを考える。それがわかるとそれが仕事になる。

仕事と社会に対して、こういうことがやりたいと考える機会を全員に与えて、4分間のスピーチをする。

自分の使命、任務はこうだということを発表する。

それが正しいかどうかはわからない、最善の解、要はわからない。正解がない世界だから。

ただし重要なことは、自分が何のために生きているか、

どういう志を持っているかを探し求めていって、

それを言葉にして進んでいきながら、変えていくことが重要。

「生きている方向性を定めてくれ」というのを志と言っている。

人間力に関しては、人間的魅力であったり、

逆境指数、胆力といって自分の試練を乗り越えていく力であったり、

多くの人間に触れていくことによって幅が出来ることであったり、

そういったことを総合して言っています。そういうことを通して人間力が高まってくる。

試練を経ていくこと、人間的魅力を持つこと。

陽明学でいうと「心を鍛錬すること」

心を鍛錬したものをそのまま出していくことによって、自分らしさが生まれてくると思っている。

 

<次世代へのメッセージ>

僕は可能性を信じることを自分で気づいてグロービスを立ち上げることにしました。可能性を信じるということは自分の可能性が無限大にあるにもかかわらず、それを自分の意識が出来ないと認めてしまうことによって閉ざされてしまう。したがってそういった意識をボコボコに壊していきながら、無限大の可能性を信じることが重要だと思っています。その際に重要なのは前に一歩踏み出すことであって、踏み出すと何か違う景色が見えてくる、よければ二歩目を歩みだしてそのまま走り出しても構わないし、その途中で方向性が違うと思った場合は違う方向に変わっていけばいい。一番よくないのはただ単に立ち止まって何もしないこと。成功の反意語は失敗じゃなくて何もしないこと。失敗はあくまで成功へのプロセスだと考えています。 したがってどんどん前に前に自分の可能性を信じて進んでいっていただけたらと思っています。その方が人生楽しいと思います。

 

 

 

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希望を100%かなえる人事制度【株式会社グロービス】

【インターネットTV局カウテレビジョン トップリーダー対談】(2014年6月公開)

グロービス大学院 堀義人学長

経営大学院 「グロービス」とは?

ゼロから始まった経営大学院で、1992年に始まり東京・大阪・名古屋・仙台、2013年からは福岡に開校。

現在では日本でナンバーワンの経営大学院。規模2013年の定員が480名になっている。

日経新聞が行ったMBAに関心がある方のランキング東日本1位の評価を受けた大学院。

 

『社員が納得して働くユニークな人事制度とは?』

それは「希望を100%かなえる人事制度」

 

一時期組織が不安定になった時、みんなが「やりたいことじゃなかった」と不満を言い始めた。

「分かった!不満を全部解消してあげましょう」と

「皆さんがやりたいものを全部やらせてあげます」「自分の希望を出してくれ」と言った。

そして、全部希望通りにした。

 

「全員が希望を出して、その希望通りに出来る」と言ったので、

ふつうは(希望が)偏った方向に行くんじゃないかと思った。

しかし、経理がやりたい、営業がやりたい、システムがやりたいと、みんなきれいにバラけた。

足りない部分は外部から採用して補充した。

そういうもんなんだな、面白いなと思った。

みんながやりたいものが必ずしも偏っているわけではなくて、

適材適所に自分たちがやりたいものが見つかってきて、

その分野を伸ばしていくということをやると、ものすごく安定することが分かった。

入社時も「どこに行きたいの?」と必ず聞いて、希望をかなえてあげる。

 

ところがこれをやり続けると、今度は本人自身の成長が止まってしまう可能性が出てくる。

ここで、成長を止めない為の『天の声』を出す。

「あなたはこっちに移った方がいいよ」ということを会社側からいうわけですが、

成長が止まったな、もっと違うことをやらせてあげたいという場合にだけ

天の声だと言って移動をやります。まぁ、あんまりやらないですが。

成長がもっと出来る場があると思った場合にはやりますし、

「福岡プロジェクトか仙台プロジェクトとかシンガポールをやりますが、

誰か手を挙げてどうぞ」ということはやります。

 

住友商事にいて思ったことは、納得しないことをやると失敗するということ。

「自分がやりたくないことをやると失敗する」という気持ちがあって

グロービスでも納得しないことはやらなくていいと言っている。

納得しないことをすると大概失敗して

「ほら言ったもんか」「だから上手くいかないと思ったんだよ」と自分の思っていることを正当化して

失敗したことが当たり前のように思ってしまう。

だから「やりたいことをやらせてあげる。自分が正しいと思うことをやりなさい納得しなかったらやらなくていい」

そういった自分の感情とか、やりたいという願望とか、自分が正しいと思うことを、最優先でやらせてあげる。

これが、経営的にうまくいくと思ったからやったんですが、やっぱりそうでした。

 

社員の納得感を高める為に、徹底的にコミュニケーションをとっている。

納得していないということは、その本人が悪いわけではないかもしれない。

組織全体の設計が悪いのかもしれない。

納得していない場合には話をしてもらって、合理的な話をする。

もしかしたらその人の言うことが正しい場合もある。貴重な意見。

もしかするとその本人も誤解をしている場合もある。十分な情報がなかったことが原因の場合もある。

そして一度納得をすると、今度は全員が一丸となって進める。

そういったコミュニケーションを重視している。

全員が納得して、喜んでやりたい、こういったことがしたいんだという願望に基づいて、

創意工夫しながら進んでいくという会社がやっぱり強い。

 

人が働きたいと思うのは、

① いい仲間がいて②やりたいことが出来て③自分の能力が高まって

④社会に貢献できている実感があって⑤年棒とか年収が妥当である

この5つが幸せに伸びていくことだと思うので、会社として一所懸命考えている。

 

グロービスの年棒の決め方は、

「社員がこれだけ欲しいという年俸を自分で提示する」

これだけの年俸が欲しいということを言って、なぜかという根拠を挙げて出す。

それを『360度評価』と『マネジメント・バイ・オブジェクティブ』という目標管理制度をもとに

結果をヒューマン・リソース・コミッティ人事委員会にかけ、その人事委員会の判断によって

カウンターのオファーがあって、会社はこう考えますと伝える。

もしも不満があった場合には、不服申し立て制度があるので、不服をいっていい。

こういったプロセスを通して決めていく。

基本的には世間相場という市場を見たうえで、評価の期待に対して年棒を出すと決めている。

最後合意があったらサインをする。

不服があった場合には不服申立制度を出すが、

人事委員会の上長との交渉ではなく、自分で交渉相手を選べる。もちろん学長もそれに含まれる。

トップを指名してもいいし、人事のトップ、執行役員を指名する場合もある。

なぜ選べるのか?もしかしたらその人が言っていることの方が正しい場合もあるかもしれないから。

人事委員会が100%正しいわけじゃない。

だから話を聞いて、最終的にこう考えると結論を出して、

納得しなかった場合には、辞めていく、それはしょうがない。

1年のある期間、4月が年度末で人事的には6月の間の中で行っている。

※「人事委員会」

人事委員会は4人+部門のトップ。代表と人事部のトップ。あと2人は最大の部門のトップ。これに加えて当該部門のトップが加わってそれで決まる。

※「360度評価」

十数人の同僚であったり、上長や部下にそれ(360度評価)を受ける、僕も受ける。「ギフト」と言っています。自分が何が良かったかがわかるし、悪かったこともわかる。コメントを見るともっとこういうことした方がいい、こういうことを考えてほしいなど書かれている。数千のコメントが入ってくる。

※マネジメント・バイ・オブジェクティブ(目標管理制度)

上長が毎四半期1時間1人に対して時間を使う。この部分に時間をかけることによって、すり合わせが出来、最終的に時間が省略できる。同じように人事制度においても、そういったプロセスを経ると時間をものすごく膨大に使うが、納得感が生まれるし、不満があった場合には吸収できるし、違うところに異動したいと思う場合は異動できるし、自分の足りない点に気付かされるし、能力を向上したい方向性が見えてくる。そういったプロセスを経て1年間のやるべきことが決まってくる。最終的にはかかる時間は短くなる。

 

 

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株式会社カウテレビジョン

カウテレビジョンは2004年企業専門の映像制作会社として創業。インターネットTV局という客観的なメディアをもち、企業の主観による情報発信ではなく”客観的な情報発信”をお手伝いすることを主眼に、報道ドキュメンタリーの形式による取材を心がけています。

 

◎インタビュアー:高橋康徳

元テレビ西日本(フジテレビ系)報道記者。911テロ取材をきっかけに独立を決意。
ニュース・ドキュメント番組の制作実績4500本。世界で活躍する日本人経営者をインタビューし、インターネットテレビ局で配信中。

 

会社紹介・各種イベント・周年行事・商品紹介・海外での事業展開など、数々の密着リポートを行っております。

会社の『価値を伝える』お手伝いをすること、それが私たちの仕事です。


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