沼尻産業株式会社
http://cowtv2.jp/c3/numajirisangyo-tv/
「若いうちから活躍したい」
「女性でも長く働きたい」
「仕事を好きになりたい」
就職活動をしながら、そんな願いを持つ若者は多いもの。
そうした中、
「入社3年で15人の部下を持つ社員がいる」
「女性の育児休暇の取得率が100%」
「社員は家族同然に接する」
そうした特徴を、兼ね備えている企業が、関東にあります。
筑波を代表する物流産業、沼尻産業株式会社。
50年以上にわたって、地域とともに成長を続ける
沼尻産業に潜入し、愛される企業、その秘密に迫ります。
◆沼尻産業株式会社とは
日本百名山のひとつ、筑波山。その山の麓で、
50年間、地域とともに歩んできた会社が沼尻産業株式会社です。
従業員数およそ400名、グループ年商36億、
つくば市に本社を、新宿に東京支社も構える、
茨城県内でも有数の総合物流企業です。
県内の運送会社で初めてISO9002を取得した会社でもあります。
沼尻産業の主力事業は、
商品を預かる「倉庫事業」と全国に届ける「運輸事業」の2つです。
床面積15万6,000平方メートルという、
この地域でも有数の広大な倉庫を持ち、
その倉庫を活かした様々なサービスを展開しています。
たとえば、物流を一括で請け負う3PL事業や、
病院・企業・政府などの機密文書を安全に保管するアーカイブ事業、
生活用品保管事業、引っ越し事業、タクシー事業、
車検・整備事業など、その領域は多岐にわたっています。
沼尻産業が運んでいる物資は、食料品・衣料品・工業製品など様々です。
茨城県を中心に首都圏に18ヶ所の物流センターを持っており、
そこに日本全国、そして海外から一度集められた物資は、
毎日休まず関東一円へと届けられます。
◆都心の暮らしを支える仕事
夜8時。沼尻産業の物流拠点のひとつ、埼玉県にある
「首都圏物流センター」にはトラックが集結していました。
出荷の準備が着々と進んでいます。
この物流センターは食品を専門に配送しており、
東京都内の有名スーパーマーケットの物流を一手に引き受けています。
毎日ここから関東一円およそ60の店舗に食品が届けられます。
2011年の東日本大震災の際には、
沼尻産業の岩間低温物流センターでも影響を受けましたが、
震災の直後も、休まず稼働を続けたそうです。
当たり前のようにモノが買える生活。
物流は、電気やガス・水道といった社会インフラと同じように、
私たちの暮らしを支えているのです。
◆若手がチャレンジできる会社
沼尻産業の特徴の1つ、それは倉庫という既存のインフラを
活用した新サービスを次々と開発できることです。
システム部入社9年目の河合さん。
沼尻産業が新しく始めた「ささげ物流事業」の立ち上げメンバーの一人です。
「ささげ」とは、撮影・採寸・原稿の頭文字で、
商品の在庫管理や配送といった基本的な業務だけでなく、
撮影や、採寸、説明原稿までを一貫して代行するサービスです。
もともと「写真が趣味」だったという河合さん。
その趣味の延長線上で会社のホームページや
名刺の写真に使われるようになり、
その後、沼尻社長にも認められて会社の代表として
カンボジアにボランティアで派遣されたといいます。
最近では、もっと撮影技術を高めようと
プロのカメラマンの指導も受けているそうです。
一方こちらは、入社4年目の清水さん。
個人の荷物を預かる「暮らしの倉庫」の事業で、
サービスの企画・開発・プロモーションを担当しています。
こうしたクリエイティブな仕事に、やりがいを感じると語ります。
沼尻産業では、こうした若手にどんどん仕事を与えることを方針にしています。
その背景には、「任せて育てる」という会社の考え方がありました。
◆つくばと共に成長する企業
沼尻産業のチャレンジは更に加速しています。
2013年に谷田部物流センターを開設、
そして、2014年には首都圏物流センターを、
2015年には、つくばアーカイブセンターを相次ぎ開設しました。
さらに2016年には「海外戦略室」を新設し、
茨城の農産物や名産品を海外に発信する取り組みが始まりました。
そこには、もっと地元に貢献しようという想いが込められています。
◆長く働きたい会社
沼尻産業では女性社員でも長く働ける環境づくりに
力を入れているのも特徴です。というのも、同社は、
2012年以来、毎年、女性の育児休暇取得率が100%だといいます。
入社7年目の中園さん。結婚、妊娠から育児休暇を取得し、
1年後に、仕事に復帰したといいます。
この他にも、社員の声から生まれた取り組みも多いという沼尻産業。
こうした様々な取り組みの背景には、沼尻産業の「社員が主役」という考え方がありました。
◇沼尻年正社長
「経営において利益を出すのは大事だが、一番の目的は、
そこで働く人々がやりがい・働きがいをもって幸せになること。
ベースにあるのは家族愛であり郷土愛だと。家族同様に幸せになって欲しい。」
◆求める人物像
沼尻産業を率いるのは、沼尻年正社長です。20代でアメリカでの新規事業立ち上げの苦労を味わい、
その後、地元に戻って3代目として会社を継承しました。沼尻社長に、同社の求める人物像について伺いました。
また改めて社員さんに、この仕事の醍醐味や働き甲斐についても伺っています。
詳しくは本編にて。
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